美しく生きる。

Vivre de tout son coeur  JUNICHI NAKAHARA
大丸ミュージュアムKOBEで開催していた『中原淳一展』を観て来ました。
http://www.daimaru.co.jp/museum/index.html

c0202832_325089.jpg
幼い時に、こんな少女に憧れた・・・
塗り絵の世界のような・・・
母と一緒にお洋服を仮縫いした洋装店で見た
ファッション雑誌だったのか・・・
いつ頃、私の中で、この美少女たちが
宿ったのか記憶が定かではないのですが、
老いも若きも、日本人なら、
きっとどなたの心にも残っているであろう昭和の時代を生きた
スタイル画が綺麗で、色彩がとても心惹かれる美しい少女の挿絵画家です。

http://www.junichi-nakahara.com/


ここで私は、最近の自分自身の内側と対話するピュアなひと時を得たのです。



※本展がどんな催しであったのかリーフレットの言葉を参照させてもらいます。☆☆☆中原淳一さんは、1913年に香川県に生まれて雑誌の表紙絵や挿絵を手がけ、一世を風靡する人気画家となりました。(1913~1983) 彼の美意識の結晶『それいゆ』『ひまわり』などの雑誌は、当時の女性たちの憧れであり夢そのものでした。本展では、永遠のテーマ“美しく生きる”を中原自身の8節の詩になぞらえて構成。現代クリエーターの先駆となり、いまなお輝きつづける中原アートの魅力を、約500点の作品と貴重な人形作品などをまじえ、余すところなくご紹介します。

挿絵画家ということでしか知らなかった中原氏の宇宙は、19歳の時に手がけた彼のオリジナル人形の展覧会を東京・松屋で開催したことがデビューであり、その奇才ぶりが、第二の竹久夢二として、挿絵画家の仕事が舞い込んだというのも、面白いエピソードでした。彼が創作した「三人のスリ」という男たちの人形には、見惚れてしまいました。そのニヒルな眼差し、スレンダーなジーンズルック。まるで、洋画のミュージカルシーンのようなイカシタ男たちなんですもの。

下記に掲げる詩は、この作品展の真髄であり、中原淳一というArtistの心意気だと思います。
この言霊で、彼が求め続けた『美しく生きる』というテーマに触れて、心が浄化されていきました。この8節の詩から、あなたも、何かを感じとってもらえたら、とても嬉しいです。


                         愛する心
もしもこの世の中に、風にゆれる『』がなかったら、 
                    人の心はもっともっと荒(すさ)んでいたかもしれない。
もしもこの世の中に、『』がなかったら、人々の人生観まで変わっていたかもしれない。
もしもこの世の中に、『信じる』ことがなかったら、一日として安心してはいられない。
もしもこの世の中に、『思いやり』がなかったら、淋しくてとても生きてはいられない。
もしもこの世の中に、『小鳥』が歌わなかったら、人は微笑むことを知らなかったかもしれない。
もしもこの世の中に、『音楽』がなかったら、
                    このけわしい現実から逃れられる時間がなかっただろう。
もしもこの世の中に、『』がなかったら、人は美しい言葉も知らないままで死んでゆく。
もしもこの世の中に、『愛する心』がなかったら、人間はだれもが孤独です。  
                                    女の部屋 (1970)より
                                      中 原  淳 一

[PR]
by clematis-myu | 2009-09-23 04:18 | Art