LOVE POP❤落書きアートに、元気をもらう!


c0202832_1243698.jpg先週末、伊丹市立美術館で開催していた「キース・へリング展」に出かけた。ちょうど、この日が最終日とあり、私のような駆け込みファンが多いだろうと思いきや、昼食時を狙ったのが幸いしたのか、割とスムーズに作品が鑑賞できたのはラッキーだった。見終えて、帰る午後3時頃には、どっと来場者が増えてきたので、ほんまに束の間の幸運タイムだったといえる。http://artmuseum-itami.jp/keith/

キース・へリングの事は、知る人ぞ知るポップな落書きアートで有名になったアーチスト。だが、残念ながら、彼は、1988年エイズと診断され、1990年2月16日、31歳という若さで星になる。約10年という短期間で生み出された芸術は、グラフィティ・アートや、ストリートアートの先駆けといわれ、ポップアート以後の現代芸術において新たな展開の道標となり、多くの人に影響を与えている。http://artmuseum-itami.jp/keith/keith_haring




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★壁画プロジェクト「キースが願った"平和"の実現を願って」が300名の参加者の手により会場の白壁に描かれていたのにも感動!

今回のイベントは、伊丹市という兵庫県のごく普通の街であったが、市民あげてアートに協力的で、美術館近辺の商店は、旧家も、レストランやカフェも、すべてが「キース・へリング」のショッキングピンクのベビー色のポスターのように、パワーにあふれていたのがとても好感がもてた。ここでは、彼のコンセプトの、“アートはみんなのもの”という精神が息づいているかのようだった。中でも印象的な作品があった。人のカタチをした作品の胸が大きく丸い穴で貫通している。これは、かのジョン・レノン暗殺のNEWSから触発されて、キースが描いた穴のあいた人間図だった。このように、彼の作品の中には、その時代を物語るニュースソースがあふれている。単純なラインの人間同志の絡み合いや、組み合わせで、共鳴や共感や対立や悲壮感さえも表している。
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特に、ラディアント・ベービーという彼のシンボル的アイコンには、未来のこどもたちへの夢がこめられている。光り輝く存在として赤ちゃんは誕生する。オーラあふれるラディアント・ベービーこそ、未来への希望そのもの。宇宙からエネルギーをもらいどこまでもハイハイを 続ける光り輝くラディアント・ベイビーには、底知れぬパワーがある。

この展覧会では、携帯をスマートフォンにしていて、とても面白い体験ができたことが何より嬉しい!…まだ、スマホにしようかお悩みのあなたは、この際、ぜひとも、スマホに乗り換えることをお薦めしたいほどだ(笑)もちろん、iPhoneでもOK!とにかく、SNSの愉しみの幅が如実に違う!時代を生きている実感がした。







面白いことに、会場で、スマートフォンが堂々と使えるのが、画期的だった。従来なら、美術館という場所柄、ケータイなど、持って入ることすら、写メるなんてありえないが、作品の傍で貼ってあるQRコードにスマホを翳して、立ち上がるアニメの作品アイコンを、どんどん写メできたり、配信できたり、メールで送信できたり、し放題だった。方法は、簡単だが、普通のケータイでは参加できない。要は、こういう事だ。スマートフォン専用アプリケーション「ARAPPLI(アラプリ)」を使って「QRコード」を読み取り後、「ARマーカー」を画面に写すことでキース・へリングのアニメーションをお楽しみただける手法だ。ARとは、拡張現実ということらしいが、飛び出すアートのように、彼の作品のベービーや、犬たちが、ドアからハイハイして出てくる。じっとしていないどころか、突然でかくなったり、小さくなり、またドアの向こうに入って消える。http://artmuseum-itami.jp/keith/ar


c0202832_1321373.jpg私も、最初は、戸惑ったが、他の観客の方法をみたり、見よう見まねで、ARアプリをダウンロードして、この楽しいイベントに参加できた。これから、画像で、その面白さを紹介してみようと想う。館内で撮影したものや、帰宅後、自宅のPCとスマホで遊んでみたものなど、ランダムにラインナップするので、疑似体験してみて欲しい。
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c0202832_1443552.jpg作品を見終えて、隣の旧家で開催していた盆梅展にも立ち寄ってみたら、笑った。ここにも、キース・へリングのアイコンが盆梅の台座となっているではないか。梅を愛でるよりも、ついつい、私は彼のアイコンの虜になっていた。







最後に、彼のことについて、HPからの紹介文を一部抜粋しておく。きっと、あなたも、どこかで、彼の作品を目にしていると想うからね。



LOVE POP! キース・ヘリング展 アートはみんなのもの 1981年、ニューヨーク地下鉄構内の空いている広告板に貼られたただの黒い紙に、白いチョークで描かれたシンプルな線のヒトやイヌ、ピラミッドなどが突如出現しました。ユーモアに溢れ、時に社会諷刺が込められたその絵は、駅員や警官の目を盗んで猛烈なスピードで描かれ、広告が取り替えられる度に変わりました。通り過ぎていく多くの人々の注目を集めた仕掛人こそキース・ヘリング(Keith Haring: 1958-1990)です。「地下鉄は人種、階級、性別、職業に関係なく、もっとも多くの人が行き来する場。ここに描けばみんなが見てくれる。」という思いから始めたグラフィティ・アートは美術界を巻き込んで一躍評判を呼び、ヘリングは80年代のアメリカ美術を代表する作家となるのです。



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by clematis-myu | 2012-03-01 01:55 | Art